ある日、大きいプロジェクトの計画をまとめるために、
職場でイタリア人と電話会議していた時のこと。
僕:It’s a holiday on Monday so I’ll contact you on Tuesday.
(月曜は祝日だから、火曜日に連絡するね)
相手:Oh really? What holiday is it?
(あー、本当に?何の祝日なの?)
その時、非常に困りました。
何故なら、その祝日が「体育の日」だったからです。
ずっとアメリカに住んでいた僕からしたら、
体育の日が一体何の日かも知らずに、
毎年休んでいました。
言われてみたら、
アメリカにそんな祝日は存在しません。
「さて、どう返事するか…」
英語に存在しない体育の日という祝日を、
どう表現すれば相手に伝わるのか、
わずか2~3秒の出来事でしたが、
頭の中で色んな単語を探していました。
そして、咄嗟に出たのがコレです↓
僕:It’s Sports Day.
自分では上等な回答だと思いました。
(後々調べたら”National Sports Day”でしたので、
そんなに遠くは無かったですね。)
安心していたのも束の間、
相手が更なる追い打ちをかけてきました。
相手:Sports Day? What’s that?
(体育の日?何それ?)
はい、知るわけありません(笑)
こういったシチュエーションに直面した場合、
あなたならどうしますか?
おそらくほとんどの日本人が、
「ちょっと待って」と相手を待たせ、
すぐにWikiで調べ、頑張って内容を相手に伝えると思います。
実際に、日頃から職場で周りと見ていると、
そのような対応をしている方がほとんどでした。
それは、日本人には、
・失敗してはいけない
・気遣い
といった遺伝子が組み込まれているからです。
その時、相手の
“Sports Day? What’s that?”
に対しての僕の返答は…
僕:I have no idea. I’ll get back to you if I find out.
(全く分からない。分かったらまた連絡するよ)
これでいいんです。
知らないことは知らないと言える勇気ですね。
「簡潔に」を重視する外国人にとって、
そんな事で(自分から聞いてるのに)わざわざ待たされたくないんですね。
単純にカジュアルな会話をしようとしただけなので、
Wikiで調べるとか、そこまでする必要がないんです。
さすがに仕事上の話でしたら問題はありますが、
カジュアルな会話では「知らない」が正解です。
PS.
体育の日は東京オリンピックの開会式が行われた日だそうです。