子供の頃、僕はとにかく野菜が嫌いでした。
もう定番すぎますが、
・トマト
・ピーマン
・茄子
・にんじん
・きのこ類
とにかく嫌いで、カレーが食卓に出ようもんなら、
「嫌だー!」とわめいていました。
今となっては、全て食べれますが(人参以外)、
大人になって不思議に思ったことがあります。
僕が今挙げた野菜って、
割とほとんどの子供たちも嫌いなんですよ。

ネットで見ても、それらの野菜を食べれなくて困ってる母親たちがたくさんいて、
わが子にバランスの良い食事をとらせたいので、
どうにか味が分からない様な調理法が探し求めています。
何で子供は好き嫌いが共通しているのか?
一番に多くの方が思いつく原因っていうのは、
親の好き嫌いがそのまま子に移った。
ですが、好き嫌いなんて遺伝する筈もないし、
僕の親なんかは平気で全ての野菜を食べていました。
実は好き嫌いの原因っていうのは、
遺伝子レベルで決まっているんです。
前回のアイドルを好きになる男性心理でもお話しましたが、
人間の脳っていうのは原始人時代から進化していません。
遺伝子というのは基本的に「生き残る為」の情報しか残していないんですね。
それらを踏まえて、子供が好き嫌いする理由を考えてみて下さい。
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OKですか?
子供が好き嫌いをする理由、
特に僕が書いたような色が付いてるような食物を嫌う理由は、
「自然界で色が付いているような植物は毒だった」 からです。
昔は毒を持っている植物なんて見分ける能力もなければ、知識もありません。
なので、とりあえずお腹が空けば何でも食べちゃうわけですが、
色がついてる物は毒を含んでいる事が多かったんです。
それを食べて死んでしまったんです。
遺伝子はその情報を読み取って、
「色ついてる物=死ぬ」というふうに遺伝子を書き換えました。
それ以降、まだ知識が無い子供というのは、
本能的に色が付いてる物を嫌ってしまうようになったわけです。
生き残るために嫌っているんですね。
果物というのは糖分と栄養が豊富に含まれているため、
積極的に摂取していたため、
「甘いもの=生き残れる=良い」となりました。
なので、子供ってアイスクリームやお菓子といった甘いものが大好きですよね?
無理に怒っても仕方がない
自分の命を守るために遺伝子レベルで組み込まれた防衛本能なので、
子供の好き嫌いに対して怒ってもあまり子供のためにはなりません。
子供も別に親を怒らせるために好き嫌いをしているわけではありませんからね。
放っておけばその内食べるようになるので、
長い目で見ていきましょう。
こうやって人間が日常的に取る行動を遺伝子レベルで考えると面白いですよ。
次回は、「なぜモテる男を女性は好きになるか」を解説していきます。
これも遺伝子と関連してきますので、考えてみて下さいね。