どの国でも問題になりつつある「貧富の格差」。
もちろん日本でも起きているので、他人事ではありませんね。
但し、中国みたいに非常に分かりやすい格差は急激に起きていないので、
どちらかというと、今の日本はぬるま湯に浸っている感じです。
早い段階で気付かないと、いつの間にか熱湯になっていて大火傷します。

「貧富」「格差」を英語で表現する
まず、「貧富」ですが、
日本語みたいに一つの単語で表現することは出来ません。
こういうケースって割と多いです。
この場合は、貧と富を二つに分けて、
“rich” と “poor”になります。
つまり、“rich and poor” ですね。
これで、「貧富」を表現できます。
次に、「格差」。
これも一つの単語では表現できません。
「差」は“difference”や“gap”といった表現があります。
“difference”はどちらかいうと、AとBを比較して、その差の違いを表現する場合に使います。
“gap”は、AとB間の溝を表現する場合に使います。
「貧富の格差」の場合は、どちらかというと、
貧と富の間の溝を指しているので、
この場合は、“gap”を使います。
上記の単語らを組み合わせて、
“gap between the rich and poor” となります。
「格差が広まっている」と表現したい場合は、
“the widening gap between the rich and poor”になります。
“wide”は、「幅」という意味で、進行形にすることによって、
「幅を広めている」という意味に変化します。
ネットの普及によって貧富の格差が急速化
あなたはレストランに食事に行くとき、
まず何をするでしょうか?
一昔前だったら、
ホットペッパー等の雑誌を見たり、
友達に聞いたりして、良いお店を調べましたよね?
もしくは行き当たりばったりの運任せです。
ですが、今はどうでしょう?
PCやスマホで食べログにアクセスして、
行きたい地域と食べたいジャンルを打ち込めば、
すぐにランキングと評価が出てきます。
それを見ながら、自分の好みにフィットするものを探して、
そのお店に行きます。
すごく便利になりましたよね。
実際に僕も食事に行く時はほとんど食べログで調べてから行きます。
ですが、このシステム自体が格差を生み出します。
評価の良いお店はどんどんお客さんが集まり、
そのお客さん達が良い口コミを書き込み、
更にまた新しいお客さんが集うようになる。
しかし、評価の悪いお店はどうなるでしょう?
評価の悪いお店は、そもそもお客さんが集まりません。
仮に気まぐれにお客さんが来店したとしても、
何かしら悪い点があるせいで、ネットに悪い評価を書きこまれ
更にお客さんが集まらなくなります。
そういった酷評を見てすぐにお店を改善できればいいんですが、
多くの自営の方は無駄なプライドを持っていて、
自分に自信を持ちすぎていて、お客さんの声に耳を傾けようとしません。
付加価値をつけて競争に勝つ
そもそも品質が悪い時点で話になりませんが、
例えば、すごく美味しいお店でなくても、
普通の味のお店でも十分商売していけます。
それが、付加価値です。
料理ではなく、他の何かで勝負をする。
例えば、二つのお店があったとしましょう。
Aは、お店の大将の人柄がすごく良くて、
色々と人生相談になってくれば、楽しい時間を過ごせる。
でも、料理の味は普通。
Bは、料理の味は一流だけど、
サービスは冷たく、リラックスできる空間ではない。
どちらの方を選ぶでしょうか?
僕でしたら、Aを選びます。
僕は、「料理」にお金を出しているというよりも、
「体験価値」にお金を出している感覚です。
Aの方が体験価値としては高いですし、
やはり食事をする時は、楽しい空間でしたいものです。
こういったお店って、食べログとかでは上がってきにくいんですね。
なぜかというと、
そもそも誰も評価を書かないから。
評価の残るお店って、見てると、
よっぽど良いか、よっぽど悪いかのどちらかです。
中間のお店って少ししか口コミされていません。
ですが、中間のお店っていうのは、
常連客をちゃんと作り、自分の手の届く範囲でしっかりと集客してるんですよね。
要は、時代に左右されないドシっとした基盤のある商売を作れています。
手の届く範囲で出来ることをする
ネットは既に僕たちの生活の中心になっています。
スマホが普及して尚更です。
数年後には、人口も40%減少し、
格差もこれから更に広まっていくことでしょう。
そうなってくると、今と同じ事をやっていても暮らしていける保証はないですし、
海外も視野に入れながら動くことがベストです。
でも、いきなり「じゃー、海外にいって仕事を探して下さい」と言っても
無理な話です。
「もう遅い」という時期になる前に、
今自分に出来ることを少しずつやっていきましょう。
それが毎日英単語を一つ身に付けるという小さい事でも、
1年後には英語を話せるようにはなります。
英語を話せるようになったら、
一気に人生の選択肢が増えますよ。
大切なのは、トップとかビリとか、
両極端を見て自分と比較するのではなく、
今の自分の立ち位置を見て出来る事をやることです。