コーヒーといったらスタバ。
ここ数年でスタバは確固たるブランドを築き上げました。
それにより、
数年前までは存在しなかった「スタバ英語」が誕生しました。
この「スタバ英語」、中々の曲者です。
僕もニューヨークにいた頃は、
セントラルパークの近くのスタバでよくコーヒーを買っていましたが、
まー、大変。
何が大変って、ラッシュアワーの時に行くと、
店員もお客さんも、普段の倍ぐらいのスピードで動いているんですよ。
ニューヨーカーなので、それは慣れているのでまだ良いとして、
そのスピード感で、こっちは訳のわからないスタバ用語を
使わなきゃいけないんです。
ちょっと用語を間違えたりすると、
「What?」みたいな顔をされちゃって、
最初の頃はよく注文を一から言い直したりしてましたね。
(言い直してる時の、後ろに並んでいる
急いでいるサラリーマンたちの殺気に近い圧力といったら…)
今はもうスムーズに注文できるので、ノープロブレムです。
今回は、僕の注文の仕方に加え、
実際にニューヨークのスタバで働いている友人にも聞いて、
スムーズにかっこよく英語で注文する方法をお伝えしていきます。
スタバ英語の基本文法
ここまでくると、
もう文法として覚えた方が早いですね(笑)
スタバ英語の基本文法は…
フード + コーヒー。
フードを頼む予定があるならば、
コーヒーより先に注文しましょう。
コーヒーを先に頼んでしまうと、
店員は「何も食べない」という先入観を持つので、
コーヒーの注文を終えた時点で会計を〆てしまいます。
〆た後に、追加注文が来ると、
店員も嫌がりますよね…。
なので、フードを先に、です。
では、コーヒー注文の文法ですが…
Iced/Hot + サイズ + こだわり + コーヒーの種類
Iced/Hot

Hotの場合は、敢えてHotと言う必要はないですが、
Icedの場合は、一番最初に言いましょう。
それを先に教えてあげないと、
どのコップを用意したらいいか店員も分かりません。
サイズ

スタバには、上図の5種類のサイズがある。
一番右のTrentaに関しては、日本人はあまりなじみが無いかもしれないけど、
アメリカの限定のサイズです。
917mlって… そんなにコーヒー飲んだらおかしくなっちゃうわ…。
間違えてもSmall, Medium, Largeは使わない様にしましょう。
すごい白い目で見られてしまいます。
こだわり

スタバのコップには、オーダーを記入するためのチェックボックスがあります。
この順番にオーダーすると、スムーズに行きます。
なので、こんな感じになります。
①Decaf(デカフェ)
・Decaf:完全カフェインフリー
・Half-caf:エスプレッソショットが半分になります。つまり、カフェイン弱め
②Shots(エスプレッソのショット数)
エスプレッソベースの飲み物には通常で、
Short=1ショット
Tall=1ショット
Grande=2ショット
Venti=2ショット
Iced Venti=3ショット
上記にエスプレッソの量を増やしたい時は、
・Single:1ショット
・Double:2ショット
・Triple:3ショット
・Quad:4ショット
③Syrup(シロップ)
スタバにはたくさんの種類のシロップがあります。
Vanilla, Peppermint, Caramel, Hazelnut, Toffee…
お好みのシロップを指定して、量を指定します。
・Pump:量の単位
例:1 pump Vanilla
④Milk(牛乳)
標準が乳脂肪分2%の牛乳。
・Non-fat/Skinny:無脂肪
・Whole:全乳
・Soy:豆乳
⑤Custom(お好み)
・No Whip:ホイップクリームなし
・With Whip:ホイップクリームあり
・Extra hot:熱め
・Kids temperature:ぬるめ
・With room:ミルクのために余分なスペースを残しておく
英語での注文例
・Iced(Iced/Hot) + Grande(サイズ) + 2 pump/Soy/Extra hot(こだわり) + Caramel Macchiato(コーヒーの種類)
・Venti(サイズ)+ Coffee(コーヒーの種類) + with room(こだわり)
→with roomのように、”with”という単語を使う場合は、コーヒーの種類の最後につけます。
意外と焦ること

アメリカのスタバでは、注文の後に名前を聞かれます。
渡し間違いを防止するためです。
その時に、自分の本名を使ってもいいですが、
アメリカ人にとって日本人の名前はあまり聞きなれないもの。
なので、ニックネームを用意するのも手です。
例えば、KenjiroならKen、AyumiならAyu、MatazaemonならMata、
といったように、省略することによって相手も聞き取りやすくなります。
また、上級者な対応をするなら、
名前を言ったすぐ後に、自分でスペルを教えてあげるのもいいですね。
会話例

店員: What can I get you?(注文は何にしますか?)
あなた: I’ll have/get a iced grande double soy white mocha.(アイスのグランデサイズで、エスプレッソダブルショットの豆乳ホワイトモカを下さい)
※「I’ll have/get」「Can I have/get」どちらでもOKです。
店員: Ok, can I have your name?(分かりました。名前を頂けますか?)
あなた: Ken. K-e-n.
店員: That’ll be four fifty($4.50)(4ドル50セントになります)
あなた: Here you go. Thanks. (はい、ありがとう)
※Here you goはお金を渡しながら使うフレーズ。「はい、どうぞ」という意味合い。
いかがだったでしょうか?
いつも頼むお好みのドリンクがあるなら、
事前にこだわり等を決めておいて、練習をして、
お店でかっこよくネイティブちっくに注文してみましょう。
目指すのは、店員に「What?」「Can you say that again?」
と聞き返されないことです。