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手取り20万の家賃はいくらが妥当?貯金を増やす方法とは

 今では結婚していますが、僕にも一人暮らしの時期がありました。「どちらが楽しいですか?」ってよく聞かれますが、個人的には僕は結婚生活の方が何倍も楽しいですよ。

「結婚が墓場」っていうのは嘘です。それは・・・ ってこの話はまた今度にしましょう。

新築という落とし穴

さて、では僕の一人暮らしの時の月収はというと、16,7万円とかその程度でした。今思うと本当に少ないですね。「若かったからもっとバイトすれば良かったのに」って普通なら思うかもしれませんよね?

でも、生活する上で重要になってくるのは、「いくら稼いでいるか?」ではないんですね。

[highlight]「いくら守れるか?」なんです。[/highlight]

例えば、当時の僕はお金の知識が皆無だったので、手取り16万円なのに、家賃7万円の家に住んでいました。しかも、新築です。潔癖症なので、新築以外却下していました。

交通費はバイト先から出るとして、家賃を引いた時点で残金は9万円です。この時点で給料の43%を使っています。こうやって数値化すると、とても分かり易いですよね。いかにアホな使い方をしてるのかが一目瞭然です。

そして、残り57%の9万円で、以下を支払わなければいけません。


・食費
・光熱費
・水道費
・携帯電話
・交通費
・ネット接続
・保険

この辺りを全部払って、やっと自分の自由なお金が出来ます。諸々引いて、当時残っていたのは、月2万円程度です。

2万円で1ヶ月過ごさなければいけないので、これは相当にきつかったです。しかも、20代前半。毎日が遊びたい病でしたから、更に無理難題でした。

案の定、毎月給料が入ってから2週間ぐらいで「金が無いよー」っていつも言ってました。

収支の見直しで生活を立て直す

それから、数年後、結婚することになり、それを機に、「収支を見直さないと!」と考えるようになりました。結婚当初の僕の手取りは、月23万円でしたが、今回は計算しやすい様に、手取り20万円で話を進めていきます。

まず、生活する上で絶対に必要になってくる支出が、
[highlight]・固定費
・変動費
・突発費[/highlight]

固定費は、
家賃、ローン、習い事等毎月同じ額が出て行く支出の事です。

変動費は、
飲み会、洋服代、食費等、毎月支払う額が変わっていくものです。

突発費は、
冠婚葬祭など、急にお金が必要になったものです。

多くの人は、節約をしようとする時に着目するのが、変動費です。それはそれで間違いではないんですが、一番に着目するべきなのは固定費です。なぜなら、絶対にかかってくる費用だからです。

特に家賃は、最も大きい支出です。家賃で家計の全てが決まると言っても過言ではありません。

賃貸の場合、審査に通るには、借りようとしている家の家賃の3倍の収入が必要です。例えば、10万円の家に住みたいなら、月収30万円稼いでいる必要があります。これを満たしていないと、審査はほぼ通りません。

で、収入の3倍って皆聞いてしまうから、単純な考えで家賃は収入の3分の1に押さえれば、生活費は大丈夫だと考えてしまいます。

それがまず大きな罠です。

確かに収入の3割の家に住めば、生活に困ることはありませんが、余裕が生まれることもありません。

手取り20万なら家賃5万円という現実

[highlight]賃貸に住む場合の収入に対する家賃の割合は、25%に抑えるべきです。[/highlight]

ですので、手取り20万でしたら、家賃5万円の家を検討するべきでしょう。

「そんなボロいところには住めません」と思うかもしれませんが、駅からちょっと離れた郊外や、都内で働いているならば、埼玉に住む等、キレイで安い家はいくらでもあります。

とにかく25%に抑えれば、残金は15万円です。

これで、ローンや習い事をしていなかったとして、


固定費
家賃=5万円
ネット=3千円
携帯=1万円
交通費=1万円

変動費:
食費=2万円

合計:9万3千円。

手取り20万円から引くと、10万7千円残ります。

ここで家賃が収入の3割だったら、残金は2,3万円も少なくなっています。もし、今「高いな―」と思う家に住んでいるならば、引っ越すことを検討した方がいいでしょう。

但し、ここで重要になって来るのが、引っ越しにいくらかかるか?です。

引っ越しするなら頭金の回収を考える

敷金、礼金、前金、引っ越し費用と、最大で家賃の6ヶ月分が必要になってきます。

家賃10万→5万円にする場合、5万x 6 = 30万円です。確かに痛い出費になりますが、この出費をいくらで回収できるかを考えます。

今回は、家賃が5万円ダウンなので、引っ越し費用の30万円を回収するには、
6ヶ月かかります。7ヶ月目以降は純粋に、毎月5万の支出カットができる様になります。

賃貸契約というの2年契約が多いですので、引っ越しをする場合は、
[highlight]引っ越し費用を1年以内に回収できるかを考えるようにしましょう。[/highlight]

家賃10万→8万にした場合、引っ越し費用は48万円。2万円の差額なので、費用を回収するには、24ヶ月かかります。これは意味がありませんので注意しましょう。

引っ越しを検討しているならばスマイティをおすすめします。
他のサイトには載ってない未公開物件が多いので、問い合わせするだけでも物件探しの参考になります。

貯金を一気に増やすお金の使い方

さて、僕が結婚して、お金の管理を考えるようになってから、色んな支出の面で割合を計算してきました。そこで、最終的に辿り着いたベストな割合をお教えします。

[highlight]貯金2:生活6:投資2[/highlight]

これが僕の黄金比率です。

手取り20万円だったら、
貯金 = 4万
生活 = 12万
投資 = 4万

貯金は将来のためのものですね。

自分が倒れて働けなくなったり、急なリストラにあった場合を考えると、最低でも収入の6ヶ月分の貯金はほしいところです。6ヶ月分の生活費さえあれば、その間にいくらでも次の収入源となる仕事を探すことができます。毎月4万貯めていれば、5ヶ月で必要最低限のお金を確保することができます。

生活費は先ほどの支出や趣味を含みます。

そして、最後に投資。自分への投資になります。

それがキャリアのステップアップのための資格であったり、ビジネスを本格的に学ぶための費用であったり、
勉強会への参加だったり、自分を成長させるためのお金です。

自己成長のための投資費用を用意している人は、ほぼ皆無です。その気持ちは分かります。冒頭でもお話しした通り、僕も金銭的に厳しい時期がありました。ただでさえお金が無くて、満足に遊びにもいけないのに、そこから更に自己成長のためにお金を省くなんて考えられない。

ですが、自分の経験からお話ししますと、自分に投資していかないと、いつまでたっても同じポジションにいることになります。仕事で役に立つスキルの習得、独立して起業するための勉強等、稼いでいくためのレベルアップもそうですが、対人関係を良好にするためのコミュニケーション術や心理学等もあります。そういったスキルを身につけていくことによって、人生の質が高まりますし、視野がどんどん広がって楽しくなっていきます。「人生一生勉強」ぐらいの気持ちで過ごすのが良いでしょう。

まとめ

長々と書いてきましたが、お金を使うにあたって重要なのは、最初にも言った通り、「お金をどうやって守るか?」。その為には、「何にどのくらいの割合でお金を使うのか?」を考えながら、収入に合わせていきましょう。

自己投資することによって、自身の成長と伴い収入も増えていきます。そうすれば、さっきの「貯金2:生活6:投資2」という黄金比率の各部の金額も増えていきます。更に多くの貯金、更に多くの自己投資が可能となり、良い循環が生まれます。

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