カルチャーギャップ

Oh my godとOh my goshの違いと使い分け

最近、アメリカ・California帰りの塩顔イケメンの友達から聞かれた
「なるほど!」と思った英語の質問を紹介したいと思います。

「あのさー、Oh my god と Oh my gosh って何が違うの?
 使ってる場面も同じだし、よく分からん。」

うん、素晴らしい質問です。

映画や海外ドラマでも、よく聞くフレーズです。
他にも Oh my goodness もあります。

では、どのように使い分けているのか?

シチュエーション別

まず、シチュエーション別の観点から言いますと、
3フレーズとも同じシチュエーションで使います。

何かに驚いた時や信じられないことが起きた時等、
そういった場面で使います。

同じ場面で、同じような使い方をするんだったら、
どれを使っても問題ないのか?と言われれば、
実はそうではありません。

アメリカがどういった国なのかを思い出してほしいのですが、
俗にいうインディアン以外は、色んな国からの寄せ集めで
形成されている国です。

なので、本当のアメリカ人というものは存在せず、
(と僕は思っています)
色んな人種や色んな主教の人がいます。

日本人に比べて、
アメリカにいる人たちは、かなり宗教を大切にしています。

ユダヤ教、キリスト教、カトリック教、ヒンズー教、etc..

もはや生活や人生の一部となっていて、
毎週日曜は多くの人が教会に通って、お祈りをしたり、
神父の話を聞きに行きます。

(日曜に友達を遊びに誘うと大体断られるのは、
 こういう理由からです)

キリスト教の友達と食事に行くと、
日本人が「いただきます」を当たり前に言うのと同様で、
友達は手を合わせて、神に祈りを捧げてから食べます。

よく映画でも食卓にみんなが集まって祈っているシーンがありますよね?
あれと同じです。

prayer

神様を大切にしているんです、みんな。

では、これが何でフレーズの使い分けに関係してくるのか?と。

使い分け

色んな人種や宗教の人が入り混じっているアメリカで、
誰がどの宗教なのか判別することが出来ません。

なので、たまたま宗教を大切にしている人の前で、
Oh my God!!  って言ってしまうと、不機嫌になられることがあります。

相手に Don’t use God’s name in vain と注意されます。

どういう意味なのか?

Don’t use God’s name in vain.
→ 神の名を意味も無く使うな。
→ 神の名をみだりに使うな。

ということです。

つまり、
祈っているわけでもなく、
神に感謝しているわけでもなく、
神の名を出す必要性が全く無い場面なのに、
軽々しく神の名を口にするな、ということです。

僕たち日本人からしてみると、
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんし、
「え?そのくらい良くない?」と思ってしまいますが、
そこは宗教や価値観の違いです。相手を尊重する必要があります。

これは、必要以上に宗教にのめりこんでいる一部の人、
というわけではなく、普通の人でも割と気にする様なことです。

なので、周りのことを配慮して、
なるべく Oh my God を使わないようにする人はたくさんいます。
(そうはいっても、咄嗟のときはついつい出ちゃうんですよね…)

別の言い方として、
Oh my gosh や Oh my goodness があります。

この2つなら、Oh my gosh を使うことをお勧めします。

Oh my goodness は、一昔前の年配の人が使っているイメージが強いです。
あまりかっこくよくないですね。

 

POSTED COMMENT

  1. shin より:

    my goodness がかっこよくない?全然そうでもないよ。むしろ少しフォーマルなところでいうなら絶対こっちです。

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